限界を超えた悪事

前回、思い上がる弟をかばい続ける姉!堪忍袋の緒が切れたアマテラスオオミカミがとった行動とは!!?

誓約により身の潔白が証明されたスサノオノミコトは、思いあがった行動をとりだします。
アマテラスオオミカミの田の畦道を壊し灌漑用の溝を埋め、新嘗祭を行なう御殿に糞を撒き散らすなど、高天の原でまったくのやりたい放題を続けました。
・・にもかかわらず、アマテラスオオミカミはスサノオノミコトを一切咎めません。

「糞のように見えるのは、弟が酒に酔って吐いたものでしょう。田の畦を壊し、溝を埋めたのは、その方が土地を有効に使えると考えてのことでしょう」
※吐いたものでも酷い気がするんですけどね・・

ちなみに・・
・田の畦道を壊し、灌漑用の溝を埋める → 当時の産業基盤ともいえる田を破壊する。
・新嘗祭を行なう御殿に糞を撒き散らす → 収穫に感謝し豊穣を祈る儀式、新嘗祭の侮辱
・逆剥ぎした馬を投げ入れる → 逆剥ぎは古代のタブーの1つ
農耕社会を壊滅させ、神聖な権威に反逆しているともとれる行為の表れです

そんな姉の心遣いなどお構いなしに、スサノオノミコトの横暴はひどくなり、さらなる大事件を起こします。

アマテラスオオミカミが神聖な機織りの御殿に入って、機織り女たちに神に捧げる衣を織らせていたときのことです。
スサノオノミコトは御殿の屋根に穴をあけ、尻の方から皮を剥いだ馬を投げ入れたのです。
すると、驚いた機織りの女の一人は、誤って自分の女陰に梭(舟形をした機織りの道具)を突き刺し死んでしまいました。

アマテラスオオミカミはこれを見て、たまらない嫌悪の情に身を震わせました。
ちなみに・・新嘗祭は皇室の最重要儀礼として今も続いています。毎年11月23日に全国の神社で行われ、勤労感謝の日の由来にもなっています。

次回・・アマテラスオオミカミは機織りの女の死に心を痛めます・・
洞窟の入口である天の石屋戸を開き・・有名な天の石屋戸隠れです。

参考図書:図解眠れなくなるほど面白い古事記 学習院大学名誉教授 吉田敦彦監修

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